プロ野球・トレード期間はいつから?仕組みやメリット、年俸負担など徹底解説!

プロ野球の新戦力獲得のために行われる「トレード」ですが、期間はいつからいつまでなのでしょうか?

今回はプロ野球・トレードについて徹底調査!

  • プロ野球のトレードとは?
  • トレードが可能な期間
  • トレード選手の年俸負担
  • トレード後の選手の通算成績
  • トレードのメリット

など、気になる情報をまとめてみました。

プロ野球・トレードとは?仕組みを解説

まず「トレード」とは、団体スポーツ競技において複数のチームがお互いの所属選手の保有権を交換すること、あるいは保有権と金銭などを交換することを言います。

プロ野球ではFA(フリーエージェント)や自由契約による移籍や、ポスティングシステムでの移籍以外をトレードと呼びます。

トレードには

  • 交換トレード:戦力面で同等の価値を持つ選手を入れ替える
  • 金銭トレード:移籍元球団に金銭を支払って選手を迎え入れる
  • 無償トレード:代償なしに選手を譲渡する

の3つの種類がありますが、場合によっては交換選手に金銭も加えて損得のバランスを取るトレードもあります。

また、3球団間でのトレードは「三角トレード」と言われます。

通常、トレードは選手の意思に関係なく球団間の合意で決定されますが、最近は選手本人の希望によるトレードも稀にあるようです!

プロ野球 トレードが可能な期間はいつからいつまで?

プロ野球で選手のトレードが可能な期間は「レギュラーシーズン終了から翌年7月31日まで」となっています。

実際、野球規定の中ではトレード可能な期間ではなく、「8月1日からレギュラーシーズン終了まではトレード禁止期間」とトレード出来ない期間定められているようですね。

ただ、トレード禁止期間であっても選手がウェイバー公示されていればトレードは可能になります。

また、新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れた2020年は9月30日まで、東京オリンピックが開催されシーズン中断期間があった2021年は8月31日までと特例でトレード可能期間が変わることもあります!

トレード選手の年俸負担はどうなる?

プロ野球で選手をトレードした場合の選手の年俸ですが、シーズン途中のトレードの場合は該当年の年俸については原則日割りで両球団が負担することになります。

トレードとは「球団間での選手の保有権の交換・譲渡」にすぎないため、選手との契約内容(契約内容・年俸・出来高)などが変わることはなくその契約履行義務はそのまま移籍先球団が契約終了年まで引き継ぐことになるためです。

ただし、球団間の合意によっては移籍元球団が一定割合の年俸負担を行うケースもあります。

ちなみに、トレードに伴って実際に転居(ホテルなどの宿泊施設の滞在も含む)した選手には移転費として一律200万円が支給されます。しかし、譲受球団の選手寮に入る場合は支給されないそうです。

トレード後の通算成績は?

トレードで移籍した後の成績については、同一リーグに移籍した場合は前所属チームでの成績から引き継いで通算しますが、異なるリーグに移籍した場合は0からの再スタートとなります。

いずれの場合も最終的なシーズン記録は所属した球団別に残されます。

個人の通算成績には影響はありません。

トレードのメリットは?

実際にプロ野球でも頻繁に行われているトレードですが、そのメリットは何でしょうか?

まず、球団側のメリットはチームの弱点を補強できることです。

トレードはシーズン中に即戦力となる選手を獲得できるため、シーズン開始後の成績で再度チーム構想を練りやすくなります。

同一ポジションでなければトレード出来ないということもないので、選手層の薄いポジションに即戦力を補強しやすいのもメリットです。

そして選手側のメリットは環境を変えることができることが挙げられます。

素質や能力があり期待値の高い選手でも、所属球団に同一ポジションの選手が多かったり絶対的なカリスマ選手がいる場合なかなか一軍・スタメンに入れず活躍できないことも多いです。

しかしトレードによって出場機会を得られたり、環境が変わることで心機一転見違えるように活躍する選手もいます。

最近のトレードで一番活躍した選手と言えば、大田泰示選手(巨人から日本ハムへトレード)でしょう。

大田泰示選手のトレード後の活躍については以下の記事でまとめているので、気になる方はぜひ読んでみてください。

【関連】横浜・大田泰示は日ハムでなぜ覚醒した?何が変化?イケメン選手の現在の成績や年俸

まとめ:プロ野球のトレード期間は7月31日まで!

プロ野球のトレード期間や仕組みなどのまとめは以上です。

大型トレードは毎年球界やファンを騒がせ、シーズン成績に影響が出ることもあるので見逃せませんね。

今シーズンのトレード期間は終了しましたが、まだ「トレードになるのでは?」と噂されている選手もいるので来年も注目です。

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