「倉本前ヒット」とは?横浜・倉本寿彦はなぜスタメン落ちしないのか?

横浜のショート・倉本寿彦選手ですが、野球ファンの間では度々「倉本前ヒット」というワードが話題になります。

「倉本前ヒット」とは何なのでしょうか?

今回は倉本前ヒットと倉本寿彦選手がスタメン落ちしない理由について調べてみました!

倉本寿彦のプロフィール

出身:神奈川県茅ケ崎市

生年月日:1991年1月7日

身長・体重:180cm/82kg

ポジション:遊撃手

投打:右投左打

背番号:5

出身:日本新薬

2014年のドラフト会議にて横浜DeNA ベイスターズより3巡目指名を受け入団

2016年から正遊撃手として定着。2018年には二塁手としての起用が増えるも、2019年には遊撃手に戻り主に左投手先発時を中心に出場機会を得ます。

2016年にセ・リーグトップの520本のファールを打った一方で、積極的なバッティングも相まって四球が少ないのが特徴。

守備はDeNA入団から2年連続で.980台の守備率を記録し、堅実な守備が持ち味。しかし一方で守備範囲の狭さや動作の俊敏性に欠ける事が指摘されます。

「倉本前ヒット」とは?

「倉本前ヒット」とは倉本寿彦選手の前に飛んだヒット、つまりショート前ヒットのことです。

通常セカンドやショートの前に打球が飛ぶと大体はアウトになりますが、倉本選手の場合は少し違います!

倉本寿彦選手は守備範囲が狭いことに加え俊敏性に欠け、肩も弱いため三遊間の打球の処理を苦手としているよう。

そのため通常だったらアウトになるような打球も倉本選手の前に飛ぶとセーフになることも…!

そんなミラクル要素を含んだ倉本寿彦選手の前に飛んだヒットを「倉本前ヒット」と言うようです。

また倉本選手特有の力の抜けたプレースタイルが横浜ファンの目には悪く写ってしまい、批判の意味で「倉本前ヒット」と言われている面もあります。

倉本寿彦はなぜスタメン落ちしないのか?

「倉本前ヒット」と言うミラクルな守備を見せてしまう倉本寿彦選手ですが、2016年にはスタメンに定着し、2017年、2018年はフルイニング出場を果たしています。

2018年には阪神からFA移籍した大和選手に正遊撃手の座を奪われるも、二塁手での起用や左投手先発時のスタメン起用などまだまだレギュラーとして健在です。

しかしあれだけの守備を見せておきながは「なぜ倉本寿彦はスタメン落ちしないのか?」と疑問に思うファンの方は多いようです。

「倉本前ヒット」というパワーワードで守備が下手な人というイメージがついてしまいましたが、実は倉本寿彦選手は「打撃の良い遊撃手」として期待されている選手です。

スタメンに定着した2016年は打率.294を記録し、2017年は得点圏打率.342・通算3度のサヨナラホームランを放つなど勝負強いバッティングを見せています。

最近は打撃不振に陥るも、2020年は代打起用時に対左投手時の打率が4割を超えていたことから左投手先発時のスタメン出場の機会を得ています。

また物議を醸している守備面でも、DeNA入団から2年連続で守備率.980台を記録する堅実な守備を持ち味としていました。

当時監督だったラミレス氏は倉本寿彦選手の守備について

「僕が求める守備は確実にアウトを取ってくれること。

倉本に打球が飛んだ時点で、相手チームはその先の可能性はないと諦める。

倉本の守備は相手に絶望を与える。」

とコメントしており、絶大な信頼を置いていたことが伺えます。

打撃面と堅実な守備が評価されていたことでスタメン起用が続いたのでしょうね。

まとめ:倉本前ヒットにより倉本寿彦選手の評価に賛否両論あり

「倉本前ヒット」についてのまとめは以上です。

倉本寿彦選手、悪くない選手だとは思うのですが、大事な場面で悠長に捕球されるとファンとしては頭に来ちゃいますよね…

きっと本人も課題だと思ってるので、そのうち改善されたりして…!?