プロ野球・リーグ戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズの仕組みを徹底解説!
プロ野球を見ていると、リーグ戦、ペナントレース、クライマックスシリーズ、日本シリーズといろんなシリーズが出てきて、正直何なんだろうなって思うときはありませんか?
私は自分で真面目に野球観戦をするようになったのはここ数年なので、初心者の頃はなんか急に違うシリーズ始まったなと思っていました(恥)
今回は現在の日本のプロ野球の仕組みを、リーグ戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズの3つに分けて解説します!
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もくじ
プロ野球の仕組みと流れ
ざっくりとプロ野球の概要を説明します。一言で言うとこんな感じです。
シーズン中は以下の3つのステージを勝ち上がっていき、日本一を目指す仕組みです。
大まかな流れは以下の3つのステージに分かれます。
- リーグ戦(4月~10月)
- クライマックスシリーズ(10月)
- 日本シリーズ(10~11月)
リーグ戦、クライマックスシリーズはセ・リーグ、パ・リーグに分かれて行います。クライマックスシリーズにはリーグ戦の上位3チームが出場。
クライマックスシリーズで1位になったチームが日本シリーズに出場し、セ・リーグ、パ・リーグの優勝チームが試合をして勝ったチームがその年の日本一です。
次の項目から、各ステージの仕組みの詳細を解説していきます!
リーグ戦(ペナントレース)の仕組み
西武ライオンズ優勝!!
— びぃぜっとぉ (@bz1988921lmlove) September 24, 2019
【超速報】
西武ライオンズは、昨年の平成最後の優勝に続き、令和元年も優勝する記念すべき連覇となった。昨年はぶっちぎりのリーグ優勝しながら、CSファイルSで敗れ辻監督が悔し涙を流して挨拶したリベンジへ、日本一へ向けて西武球団一丸となっての戦いはまだまだ続く☆ pic.twitter.com/4gBA7oJWJx
まずは第一ステージ、リーグ戦の仕組みを解説します!
ニュースのスポーツコーナーではペナントレースと言われていることもありますね。
リーグ戦の特徴は以下の6点です。
- セ・リーグ、パ・リーグで分かれて行う。
- 時期は主に3月後半~10月前半。
- 試合数は各チーム同じ。
- 同一リーグの他5チームと25試合(計125試合)ずつ行う。
- 別リーグの6チームと3試合(計18試合)ずつ行う。(交流戦)
- 各リーグ上位3チームがクライマックスシリーズに進出。
交流戦も含め全143試合の日程は開幕前までにNBPから発表されます。
毎年3月末には開幕戦が行われペナントレースが開始するのが一般的ですね。
リーグ戦の結果で各リーグの順位を決め、クライマックスシリーズに進出する3チームを決めます!
クライマックスシリーズ(CS)の仕組み
㊗🎊㊗🎊㊗🎊㊗🎊㊗🎊
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) October 30, 2020
🏆#読売ジャイアンツ リーグ優勝🏆
㊗🎊㊗🎊㊗🎊㊗🎊㊗🎊
2年連続38回目のセ・リーグ制覇🎊
おめでとうございます👏👏👏
⚾#プロ野球 (2020/10/30)
🆚巨人×ヤクルト
📲#DAZN で配信 👉 https://t.co/BKrkuiQsHl#巨人 #ジャイアンツ #giants @TokyoGiants #NPB pic.twitter.com/ZAUmEwmX4M
クライマックスシリーズ(CS)は各リーグの日本シリーズ進出チームを決定することを目的に行われます!
2007年に導入され新しい注目ポイントとなりましたが、システム内容が複雑です。
クライマックスシリーズはリーグ戦が終了した後、毎年10月後半頃に行われます。
両リーグの1~3位までのチームが進出し、日本シリーズ出場チームを決めるプロセスです。
クライマックスシリーズには2つのステージがあります。
1.ファーストステージ
リーグ戦の2位と3位のチームが対戦する。
2試合先取3試合制。
2位チームの本拠地で行われ、勝利したチームがファイナルステージに進出する。
引き分けが発生し、勝利数が同じだった場合は2位のチームがファイナルステージに進出します。
2.ファイナルステージ
リーグ戦の1位とファーストステージを勝ち抜けたチームが対戦する。
4試合先取6試合制。
1位のチームには1勝のアドバンテージが与えられる。
1位チームの本拠地で行われ、勝利したチームが日本シリーズに進出する。
ファーストステージと同じく、引き分けが発生して勝ち数が同じだった場合は1位のチームが日本シリーズに進出します。
しかし、ここで1つの疑問になるのがリーグ優勝について…
結局リーグ優勝してもクライマックスシリーズで日本シリーズ進出を決めるならリーグ優勝の意味がないと思われるファンの方も多いことでしょう…。
まさに2019年の西武ライオンズがそうなのですが、こんなシステムなのでリーグ優勝したのに日本シリーズには出られない可能性は大いにあります。
そのため「クライマックスシリーズはいらない」という声もあるのですが、実際は球団の収入に関わる理由が大きいようですね。
クライマックスシリーズがあることによってリーグ優勝が確定した後も3位争いが重要になるため、消化試合が増えることを防ぐ目的もあるようです。
【関連】プロ野球「クライマックスシリーズ」はいらない!?問題点など徹底解説
日本シリーズ
クライマックスシリーズで各リーグの1位が確定したら、いよいよ日本一を決める日本シリーズです!
日本シリーズの特徴は、以下の5点です。
- クライマックスシリーズが終了した後、10~11月に行われる。
- 4試合先取7戦制
- 西暦の奇数年はパリーグの出場チームが第1、2戦と第6、7戦をホームで開催。セリーグ出場チームが第3、4、5戦をホームで開催。
- 西暦の偶数年はセリーグ出場チームが第1、2戦と第6、7戦、パリーグ出場チームが第3、4、5戦をホームで開催。
- 引き分けなどがあり第8戦にもつれ込んだ場合、第7戦の翌日に同じ球場で第8戦を行い、それでもどちらも4勝に満たない場合は移動日を1日挟んで第3~5戦の球場でどちらかが4勝を挙げるまで試合を行う。
日本シリーズは開催地の決め方が特徴的ですね。
クライマックスシリーズと違うところは、どちらかが4勝を挙げるまで試合が続くという点ですね。
日本シリーズの勝者が今年の日本一に決まります!
まとめ:クライマックスシリーズの仕組みは複雑!
プロ野球の仕組みについての解説は以上です!
3つのステージを勝ち抜いて日本一を決めていくのですが、クライマックスシリーズは仕組みが複雑で、かつリーグ優勝の価値が下がることから「いらない」という声もあります。
長いリーグ戦を勝ち抜いて1位になったのですから、そのまま日本シリーズに進出で良いのではと私も思います。
何より今年は巨人がリーグ優勝してのクライマックスシリーズでしたので、日本シリーズに行けなかったら嫌だなぁとハラハラして見守っていました。
ですが球界の収入面のことを考えると良い案が浮かばないですし、たくさん試合を観戦できる面では楽しいとは思いますけどね。
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