藤浪晋太郎の現在!イップスで引退の危機?トレードの噂は本当?

大阪桐蔭で史上7校目の春夏連覇を果たしたエース藤浪晋太郎選手。

ドラフト会議では4球団から1位指名を受け、阪神のエースとなることが期待された藤浪選手ですが、最近は登板する姿をあまり見ることが出来ません。

藤浪晋太郎選手は現在、どのような状態なのでしょうか?

現在の成績やイップス、トレードの噂など徹底調査しました!

藤浪晋太郎のプロフィール

出身:大阪府堺市南区

生年月日:1994年4月12日

身長・体重:197cm/100kg

ポジション:投手

投打:右投右打

背番号:19

出身高校:大阪桐蔭高校

高校時代は大阪桐蔭のエースで、3年時に史上7校目の春夏連覇を達成。2012年のドラフト会議で4球団から1巡目指名を受け阪神タイガースに入団します。

2013年は新人王は逃したものの、巨人・菅野智之投手とともに新人特別賞を受賞。また2013~2015年まで3年連続で2桁勝利を挙げました。

しかし2016年から制球難に苦しみ、四死球を与えることが多くなり危険球退場などを経験。不調の原因がイップスあるとする声が上がり、様々な憶測を呼んでいます。

藤浪晋太郎の現在の成績

2016年から制球難に苦しみ登板回数がぐっと減ってしまった藤浪選手ですが、現在の成績はどのようになっているのでしょうか?

入団から7年の成績を振り返ってみます。

年度 登板 先発 勝利 敗戦 防御率
2013 24 23 10 6 2.75
2014 25 25 11 8 3.53
2015 28 28 14 7 2.40
2016 26 26 7 11 3.25
2017 11 11 3 5 4.12
2018 13 13 5 3 5.32
2019 1 1 0 0 2.08

一軍と二軍を行き来している状態

2013~2015年まで2桁勝利を挙げましたが、2016年は制球難に苦しみ勝利数は前年の半分に。2015年オフで右肩の炎症があり、オープン戦からシーズン全体を通して不振が続きました。

2017年からは登板回数が前年の半分以下になり一軍と二軍の昇降格を繰り返します。同年序盤は7試合に先発登板するも、平均投球回が6回以下で36四死球を与えるなど制球難に陥り登録抹消。

2019年は初めて開幕を二軍で迎え、8月1日にシーズン初昇格・初登板するも翌日に登録抹消。プロ入り後初の一軍未勝利に終わりました。

2020年はコロナ感染・遅刻で二軍落ち

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で公式戦開幕が延期される中で、3月24日に嗅覚異常で病院を受診。3月26日に新型コロナウイルス陽性が判明しました。

保健所の指示で入院し4月上旬には退院するも、5月29日には遅刻が原因で二軍落ち。そのまま開幕を二軍で迎えることとなってしまいました。

藤浪晋太郎はイップス?原因は?

2016年以降、制球難に苦しみ思うような結果が残せていない藤浪選手ですが、その原因はイップスではないかとの噂が出ています。

藤浪選手が制球難に苦しむことになった原因は一体何なのでしょうか?考えられる3つの要因についてまとめます。

広島・黒田選手への死球

2015年4月25日の対広島戦で登板した藤浪選手。

この試合で藤浪選手は、打席でバントの構えをしていた広島・黒田選手にすっぽ抜けの内角球を投げてしまいます

黒田選手は転びながらも避けましたが、その次の投球もぶつかりそうなほど厳しいインサイドへ…またもお尻から転倒してしまいます。

怒った黒田選手は怒声を上げながらマウンドに歩み寄り、両ベンチから選手が一斉に飛び出しあわや乱闘に発展しそうな事態となってしまいました。

藤浪選手はすぐに帽子を取って謝罪しましたが、マウンドでは震えが止まらなかったそう…

以降、暴投を気にするあまり完全にコントロールを乱してしまい、一時はサイドスローに変更するなど試行錯誤しますが本人はパニック状態。

あれこれ悩んでいると黒田さんに恫喝されたシーンがフラッシュバックし、恐怖心が起きる」と話していたようです。

金本監督の藤浪懲罰事件

前シーズンオフの右肩の炎症から不調を引きずっていた2016年の藤浪選手。

立ち上がりに四死球を絡めて失点しそのまま崩れてしまうという投球を数試合続けていました。

7月8日の対広島戦でも立ち上がりの四球で試合を壊してしまった藤浪選手に、金本知憲監督は懲罰と教育の意味を込めて161球を投げさせるという采配を行い議論を呼びました。

カープで鍛え上げられた金本監督のやり方ですが、あまりの厳しさとこの後も不調が続いたため「藤浪選手のイップスは懲罰投球が原因なのでは?」と思われる方も多いようです。

原因はメンタルではない?

前述した2つの事件はメンタル面にダメージを与えている内容で、イップスの原因と考えられます。

しかし一部の野球解説者・評論家は藤浪選手の制球難をイップスと断定することに否定的な立場を示しています

阪神OBである江本孟紀氏は、2016年時点で心の問題ではなく走り込み不足が原因と指摘。

桑田真澄氏は2018年3月に行った藤浪選手との対談で「藤浪君に足りないのは技術力」とおっしゃられています。

他にも谷繫元信氏、落合博満氏、2019年秋季キャンプから藤浪選手を直接指導している山本昌氏なども、制球難の要因はメンタル面ではなく技術面であることを指摘しています。

また、藤浪選手自身も制球難の原因を「技術的根拠がなくフィーリングだけでやってきた」ことと自ら言及しています。

藤浪晋太郎 トレードの噂は本当?

前述のように、現在制球難に苦しみイップスの可能性も言及されている藤浪選手ですが、トレードに出されるのでは?との噂があります。

噂はありますが藤浪選手のトレードはまだ決定していないので、噂となった原因を以下にまとめました。

  • 藤浪選手自身が環境を変えてやり直したいと思っているらしい
  • 阪神は藤川球児選手の引退で救援陣の立て直しが急務
  • 巨人・原監督の藤浪選手への関心が強い
  • パ球団から何度もトレードの申し込みがあったらしい

上記の4つが主な理由となっているようですが、やはり藤浪選手の不調が長く続いた上に救援陣の立て直しを迫られ、いよいよ放出されてしまうのではと思ってしまいますね。

また巨人・原監督は以前から藤浪選手に対して好意的なコメントをし、これはラブコールでは?と思われているようです

原監督は日本ハムから戦力外通告を受けた田中豊樹選手を始め、増田大輝選手や松原聖也選手、北村拓己選手などを一軍で起用し開花させています。

「原再生工場」とも言われる育成の集大成として藤浪選手を自らの手で再生させたいのでは?と推察されているようです。

しかし元々は甲子園を沸かせた元エース。素質ある選手を放出して他球団で大活躍されては大変ですので阪神が放出するかは疑問です。

まとめ:藤浪晋太郎は復活できるのか

藤浪晋太郎選手の現在についてのまとめは以上です。

甲子園を沸かせた大阪桐蔭のエースでしたが、プロ入り後に大きく苦しんでいるようです。

原因については憶測しかありませんが、なんとか克服して復活してほしいですね。