プロ野球・トリプルスリーとは？歴代達成者やその価値について

2015年の流行語大賞にも選ばれた「トリプルスリー」。

65年ぶりに同年に２人の達成者が出たことから話題になりましたが、「トリプルスリー」って一体何のことでしょう？

今回はトリプルスリーの概要に加え、歴代達成者や近年３度トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人選手、惜しくもトリプルスリーを逃した記録など徹底解説します！

トリプルスリーとは？

では早速、トリプルスリーの概要について説明します！

打率3割、30本塁打、30盗塁

「トリプルスリー」とは、プロ野球の1シーズンに打者が「打率3割、30本塁打、30盗塁」を達成することを言います。

野球の攻撃分野(打力、走力)において優れた打者であることが証明される記録です。

2015年にヤクルト・山田哲人とソフトバンク・柳田悠岐の2人が達成し、トリプルスリー達成は2005年の松井稼頭央以来13年ぶり、複数人達成は65年ぶりとのことで話題に。

「トリプルスリー」は同年の流行語大賞にも選ばれました。

30-30

似たような記録で、MLBなど英語圏の国では年間30本塁打・30盗塁は「30-30」と呼ばれ高く評価されています。

しかし、さらに打率3割を加えた成績が特別視されることはなく、「トリプルスリー」や「トリプルサーティ」という言葉も定着していません。

トリプルスリー歴代達成者

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これまでのトリプルスリーの歴代達成者は10人です。

最初にトリプルスリーを達成したのは、1950年の岩本義行選手(松竹ロビンズ)でした。トリプルスリーという記録が騒がれるようになったのは1983年頃からのようですが、思ったより歴史が深い記録で驚きました！

山田哲人はトリプルスリーを3回達成

ヤクルト・山田選手は2015年にトリプルスリーを達成してから、2016、2018年と3度トリプルスリーを達成しています。

2年連続・2度のトリプルスリー達成はプロ野球史上初の記録。

さらに3度のトリプルスリーはMLBでもバリー・ボンズしか達成できておらず、日本のみならずMLBからも注目を集める稀な記録です。

トリプルスリーの価値を下げる男！？

2018年に3度目のトリプルスリーを達成した山田哲人選手。

しかしあまりに当たり前のようにトリプルスリーを達成してしまったため、過去2回の達成時ほど大きく報道されず「自らトリプルスリーの価値を下げる男」と言われてしまいました…笑

しかしこれだけの偉業を当たり前にしちゃうほど価値を下げるなんて、そうそう出来ることではないですよね！笑

惜しくもトリプルスリーを逃した記録

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ここからは惜しくもトリプルスリーを逃した記録！

トリプルスリーが注目されたのは1980年代からと言われており、それ以前に「あと１つだったのに！！」という非常に惜しい記録が眠っていました。

長嶋茂雄ベース踏み忘れ事件

1958年の長嶋選手はトリプルスリーまであとホームラン1本と惜しい記録でしたが、ベースを踏み忘れてホームランを取り消されるという珍事件を起こしていました。

惜しくもトリプルスリーは逃しましたが、ルーキーイヤーにこれだけの記録を残しているとは、改めて長嶋選手のすごさを感じさせられますね。

ちなみに、2019年それぞれの記録の達成者数

各リーグの打率3割、30本塁打、30盗塁を達成した選手の数を調べてみました！

全体で2項目達成した選手が3人しかいません。

3割、30本塁打まではそれなりに人数はいますが、盗塁がなかなか難しいみたいですね！トリプルスリーを達成するのは打力・走力兼ね備えた優秀な選手であることがわかります。

まとめ：トリプルスリーは打力・走力ともに優れた超人級の記録！

トリプルスリーのまとめは以上です。

歴代達成者の少なさや各記録の達成者の数を見てみると、いかに難易度が高い記録かお分かりいただけたかと思います。

山田選手もまだまだ若いので、4度目のトリプルスリーにも期待してしまいますね！

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